JK指数について

軸馬専科

※2020/10/02加筆修正

軸馬の定義

ただ漠然に「軸馬」と言った所で、ピンと感じる人は少ないと思うので、軸馬専科における軸馬の定義を簡単に説明したいと思います。

周知の通り、2020年現在JRAでは

  • 単勝
  • 複勝
  • 枠連
  • 馬連
  • 馬単
  • ワイド
  • 三連複
  • 三連単
  • WIN5

の9種類の馬券が発売されています。

その内容はどれも異なりますが、軸馬専科では、最低限馬券になりうるだろう馬のことを軸馬として定義付けています。

 

複勝馬券

 

管簡単に言うと「3着までに入ればOK!!」といった、複勝やワイド、三連複に特化したようなカタチですね。

そのため、連軸としては不向きかもしれませんが、買い方によっては回収率アップも十分に狙えると思いますし、他の券種にも十分対応できると思います。

 

指数の見方

この軸馬ですが、基本的には赤文字で示されたものが軸馬となります。

また、JK指数は偏差値で算出していますが、大まかには

 

  • 指数70〜  軸馬または能力上位馬。印で言うなら◎レベル
  • 指数56〜69 馬券になる可能性が高い馬。印で言うなら○レベル
  • 指数46〜55 いわゆる紐や穴馬レベルの馬
  • 指数40〜45 軽視してもよい馬
  • 指数39以下 消してもよい馬(馬券内率は1%未満)

 

上のように分類されます。

ただし、JK指数にも得手不得手なレースがありますので、全てのレースがこのように分類されるとは限りません。

例えば

 

  1. 出走経験の少ない2歳が揃うレース(特にオープン以上)
  2. 新潟直線競馬
  3. 年に数回しか行われない距離で行われるレース
  4. 少頭数(8〜10頭)のオープンクラス以上のレース

 

これらのレースはJK指数に大きな偏りが生じる場合がありますので、参考程度に留めてください。

 

JK指数の賢い使い方

JK指数は3着内(馬券内)的中率に重点を置いた指数になりますので、単系の馬券よりは複勝やワイド、3連複馬券の方が回収率がアップする傾向が見られます。

もちろん、使い方によっては全券種に対応可能ですが、基本的には強い軸馬が出現して相手が絞りやすいレース、また、指数上位馬と下位馬との差が大きいようなレースに狙いを絞ることで、より的中率&回収率アップが見込めるでしょう。

 

参考レース(旧バージョン)

上記のレースは、2018年の2月18日(日)に京都で行われた大和ステークスの指数と結果ですが、抜けた軸馬が出現し、かつ上位馬が比較的絞りやすいレースとなっています。

 

まずJK指数から見てみましょう。

 

1位 2位 3位 4位 5位
82 56 55 55 52
14 01 08 11 09

 

上位5頭を選ぶとこのようになります。

また、SP値は下記のようになっています。

 

A B C D E
14 01 07 06 08

 

これらの馬のうち、軸馬以外で能力上位馬と考えられるのは、

 

  • 01 モンドクラッセ
  • 08 ナンチンノン

 

JK指数とSP値ともに上位となったこの2頭になるかと思われます。

このようなレースは強い軸馬がいて、かつ相手が比較的絞りやすくなりますので、そんな場合は軸馬からこの2頭へのワイド、または軸馬から少し手を広げて01,08,11,09,06,07への3連複ないし馬連を狙うと好結果を得やすいでしょう。

 


〈大和ステークスの結果〉

ワイド 14-01,08 08-14 680円的中
馬連 14-01,08,11,09,06,07 08-14 1,710円的中
3連複 14-01,08,11,09,06,07 08-11-14 5,120円的中

 

もちろん、全てのレースがこのカタチに当てはまるとは限りませんが、的中率の高いレースの一例として参考にしていただければと思います。

 

JK指数詳細版について

ちなみに現在、メインレースの指数と予想で公開しているJK指数詳細版も基本的な見方は一緒ですが、詳細版はSP値に加えBA値(基礎能力)上位5頭を表記しています。

また、JK指数詳細版では消し馬(指数を淡く表記)とボーダーを表記しています。

消し馬についてはその名が示すように「馬券に絡む確率が著しく低い馬」となりますが、ボーダーは少々話が複雑なので簡単に説明します。

ボーダーとは

JK指数では、単純に消し馬以外の馬は全て馬券対象馬となるのですが、そうなると消し馬が少ないレースではどの馬を買っていいのかまるで見当がつかなくなると思いますので、買えるレースか否かをある程度事前に判別するための目安としてボーダーを記すようにしています。

ボーダーは上で述べた消し馬の数や偏差値を加味した数値なのですが、基本的にはボーダーを超えた馬が馬券の中心になります。

さらにはボーダー超えしている馬の偏差値や消し馬の比率などを精査すれば、自ずと「どの馬が馬券に絡むか」が見えてくると思いますし、逆に「このレースは馬券対象馬が多くて買えない」といったように「ケン」するレースの見極めも比較的簡単にできるようになるでしょう。

ちなみに複勝で馬券を買うとすれば、ボーダーを超えた馬から選ぶことが大原則となります。

 

 

目指せ回収率アップ!!

競馬にも様々な楽しみ方はあるかと思いますが、やはり勝つに越したことはないでしょう。

自分の場合、JK指数を使って複勝やワイド馬券を主体に馬券を買っていますが、時折メールをしてくださるブログ読者さんの中には「なるほど!!」と思うような、自分でもまるで気づかなかった視点からJK指数を使って予想し、コンスタントに回収率100%超えを達成している方がいます。

そうなればさらに競馬が楽しくなるはずですし、大勝ちはなくとも「負けにくくなる」ことで、競馬というギャンブルとうまく付き合っていけるんじゃないでしょうか。

 

 

競馬はある意味「ナマモノ」です。

よって、その時々の変化に合わせた柔軟な予想スタイルが強く求められると思うのですが、JK指数も同様、こまめに予想システムをアップデートさせることで予想精度の向上を図り、より多くの競馬ファンのニーズに応えられるよう対応しますので、これを機に末長く軸馬専科とお付き合いいただければ幸いです。

 

はじめに

Posted by ターヒィー