夏競馬から中央場所へ変わる際のポイント
好走&凡走にある背景
いよいよ来週で夏競馬も終わりですね。これで中央場所へと開催が移るのですが、その際に注意しておきたいポイントをまとめてみたいと思います。
何度か記事にしましたが、夏競馬=ローカル場所は、指数通りに決まらないパターンが多数続出します。
これは、ローカル競馬場ならではの独特なコース形態による影響が大なわけでして、軸馬専科でも、その辺りの予想システム調整には随分と手を焼きました。
ところでローカル場所で好走、そして凡走する馬のパターンは実はハッキリしています。一言で言えば器用か不器用かの差だけなんです。
仮に同じ指数の馬が出現した場合、ローカル場所で優先すべきは「コース適性」、中央場所の場合は「スピード指数」が優先されるといった単純なものです。
凡走する馬の特徴
……が、その単純さの見極めがまた難しく、初のローカル場所でも好成績を残す馬もいたり、こればかりは実際に走らせてナンボといった面があるので、一筋縄ではいきません。
とると、どのファクターに着目すべきなのかというと……毎年の恒例の事なのですが、この調整には随分頭を痛めました(笑)
しかし、中央場所に戻るとなると話は別。やはり中央場所は力通り=指数通りに決まるレースがローカル場所よりも断然多くなります。つまるところ、「独特のコースがゆえに能力をフルに発揮する事が出来なかった馬」が狙い目になるんです。こういった馬は明らかに人気を落としてきますからね。
また、ローカル場所を叩きにして中央場所を目標にしてきている馬にも注意が必要となります。
輸送を挟むローカル場所は、十分に休養させた馬にとってみれば、馬体を絞る等、格好の叩き台となります。中央場所で好走していれば当然ローカル場所でも人気にはなりますが、明らかに太目感が残っていた馬は、今夏もことごとく凡走していました。
まとめ
さて、中央場所に戻って好走するパターンの馬をシンプルにまとめてみましょう。
- 中央場所で人気を集めていたのにも拘らず凡走した
- ローカル場所で太目が残っていた馬が絞れて出走してきた
この2つのパターンに着目すれば、自然と狙い目が見えてくるはずです。要は
「ローカル場所での成績はある程度無視しても良い」
という事なんです。
多くの人が競馬新聞の馬柱等を見て予想するとは思うのですが、やはり先に目が向くのは近走の成績ですよね? そこを思い切って無視すれば・・・後は解りますよね?
と、まだ一週夏競馬は残っていますが、次の土日あたりからでも上記2点のパターンに着目してみてください。
夏競馬も終盤戦に近くにつれ、叩き台にして出走してくる馬=次の中央開催でのレースに向けて調整してくる馬が増えてきますので、予想の際は、この事をどこか頭の片隅に置いておくと良いでしょう。